たおやかなるアテネの空の下で

アテネオリンピック・パラリンピックを現地観戦して日本代表を応援するブログでした。
主にバスケットボール・ウィルチェアラグビーを中心に応援しています。
同じアドレスで携帯からも読めます。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
車椅子バスケットのスピードはすごい
先日、ウィルチェアラグビーの Okinawa Hurricanes の練習を見学した後、引き続いて車椅子バスケットの「シーサークラブ」の練習を、「サン・アビリティーズうらそえ」という施設の体育館に見に行った。

車椅子バスケットは、テレビで何度か見たことがあった。普通のバスケットと同じ、センターから俯瞰で見ただが、同じコート上から間近に見るこのスポーツは、全然先入観と違った。

すっごいスピード!

練習の最初のオールコートのランニングシュートで、それをまざまざと感じた。シュパーンとゴール下に流れ込んでのショットは、普通のバスケットと遜色ないスピードがあるのにビックリした。


シュパーン!!

車椅子バスケットには、このシーサークラブの『車椅子バスケット』と、沖縄では沖縄フェニックスがやっている『車椅子ツインバスケット』がある。車椅子バスケットは下肢のみに障害を持つ人、ツインバスケットのほうは上肢にも障害を持つ人のためにデザインされたスポーツだ。
車椅子バスケットのほうのルールは、バスケットと全く同じといっていい。違うのは違うのはダブルドリブルが無いことぐらいで、接触は基本的に禁じられている。
Okinawa Hurricanes の仲里さん、神里さんもシーサークラブ、沖縄フェニックスの両方に参加されている。


シーサークラブでの神里さん

3メンでコートを往復してからの 3-on-2 に続いて、オールコートの 3-on-3 に移る。3分間のセットを数回のかなりハードな練習だ。そしてスピードがある。メンバーの皆さんはとにかく、上半身が鍛え上げられている。何せ手で車椅子を漕ぎながらシュートを打ったりするわけで、ゲーム中に漕ぐだけで手がヘタってたらシュートが打てない。健常者のバスケットではそんなに腕の筋肉に負荷がかかる場面は無いわけだから、同じシューターでも全然質が違うだろう。


3-on-2で。上体の鍛え方はすごい

パスワークもとてもスムーズで流れるようだ。3-on-3 だとスペースがかなりあるので基本的にマンツーマンだ。ボールマンに対するチェックも厳しく、ショットに対しては車椅子から身を乗り出してブロックする。ダブルチームあり、スクリーンあり・・・全くもって普通のバスケットボールと同じだ。

次に5対5のゲームに移った。この人数になると、車椅子の幅があるので守りやすいゾーンディフェンスがメインになる。うまくシュートの打てるポジションを取って、そこにボールを入れてショット、が基本戦術だから、ポジション争いは熾烈だ。トランジションは相変わらず素早く、ボールが出たら「それッ!」と言う感じで一斉に走り出す。攻めのバリエーションも数多いし、ゴール下のリバウンド争いも激しい。スクリーンアウトもちゃんとやってるし、ポジションをとられた後、ショットが打ちにくいように体をそらせてプレッシャーをかけていいシュート体勢を取らせないようにしたり、どんどんテクニックが出てくる。車椅子がひっくり返ることもしばしばだ。


ゴール下のポジション取りからシュートへの激しいディフェンス


トランジションの切り替えは速い

ウィルチェアラグビーと同じく、バックコートでオフェンスのガードがボールを持ってない相手のガードにプレッシャーをかけて、なかなかフロントコートに行かせないようにしているシーンがしばしば見られた。これは人数が少ないほうがスペースができて攻めやすい状況になるからだ。車椅子のきびすを激しく返しながらマークを逃れようとするディフェンス、逃さないよう粘るオフェンスの攻防は本当に面白い。


ディフェンスのプレッシャーは厳しい

ゲームは終盤にかけてトランジションゲームになっていき、速攻を多く決めて、なおかつ外からのシュート確率がよかったチームが勝った。普通のバスケットと比べてプレーのバリエーションも勝負の醍醐味、流れを取り戻そうとする努力、バスケットそのものだ。練習には健常者の方も二人ほど参加されていたが、これは障害のあるなしに関わらず、とても面白い、楽しめるゲームだ。面白い!


練習後のストレッチは欠かせない。サポートの存在がとても大事だ

練習が終わった後。試しにちょっとだけ車椅子に乗せてもらってボールを持ってみた。車椅子はくるくると回るのだが、ボールを持ちながらどうコントロールしていいんだかわからない。最初、ドリブルしながらだと片手でしか車輪を回せないので、車椅子があらぬ方向に行ってしまうので、「はて、どうしたものか」、と思っていたが、しばらくして「あ、移動する最中ずーっとドリブルしなくていいんだった」と気がついた。うーむ・・・下半身が使えないので、ショットもとても打ちにくい。雰囲気としてはフリースローに近いわけだが、それでもひざをやわらかくする動作を必ず取り入れていたから、その反動が使えないと、ミドルショットより遠くなるとリングにさえ当たらない。
これに車椅子のコントロールが加わってそれにパス、ショット、ディフェンス、うーん・・・こりゃ大変だ!

自分は昔レーシングカートに何度か載った経験があるが、むき出しで地面すれすれに近い分、クルマなんかよりはるかに体感スピードがあって最初はとても怖かった。車椅子で試しにスピードを出してみると、それに近い怖さがあった。ウワーッという感じだ。

代表の方に「次の週の練習も見学させてください」とお願いしたら、「じゃあ、練習に参加できる格好で来てくださいね!」と言われた。腕がパンパンになることはもちろん、車椅子も操れず、ショットも打てるのかどうか・・・気持ちだけは負けずにとりあえず頑張ってみるが、途中でへばることは必定・・・とりあえず寝る前に腕立て伏せはしている(笑)
| Wheelchair Basketball | 14:05 | comments(2) | trackbacks(3) |
スポンサーサイト
| - | 14:05 | - | - |
がんばってください

| | 2006/02/01 2:29 PM |

感動しました。
車椅子バスケットボールの魅力がひしひしと伝わってきました。
| aya | 2007/01/08 10:29 PM |










http://nagoyan.jugem.cc/trackback/45
アテネオリンピックを楽しもう! 第1弾:近代五種競技って知ってる? 
みなさんは近代五種競技をご存知ですか?あまり知らないと言う方も多いと思います。あまり馴染みがない競技ですが、意外と歴史は古く実はこの競技、男子は1912年の第5回ストックホルム大会から正式種目(競技名称:ペンタスロン)として加わりました(女子は2000
| 実録!スポーツ | 2004/07/03 4:19 PM |
オリンピックを楽しもう! 第2弾:体重が重ければ役に立つ!?
元横綱の若乃花をスカウト!と聞いて、皆さんは何のスポーツだと思いますか?若乃花と言えば大相撲を引退してスポーツキャスターをやる傍ら、アメリカンフットボールに挑戦していたことはご存知かと思います。ですがスカウトされたなんて話は聞いたことがないですよね。
| 実録!スポーツ | 2004/07/03 4:19 PM |
アートプロジェクトに興味ある車椅子ユーザー大募集!
アトリエのあと、タロさん運営するインターネットカフェ「アニミ」に、打ち合わせにいった。この秋「横浜馬車道にある歴史的建造物に車椅子用のスロープを設置するプロジェクト」をいっしょにやる予定。タロさん自身、バイク事故による中途しょうがい者。まずは、オーバ
| +ヘンかわおいしいお役立ち+◎ARTLABOVAのおすすめ | 2004/08/14 2:17 AM |
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
アテネ現地レポート一覧は
下記をクリック
8月分:オリンピック
9月分:パラリンピック

後から写真を追加したタイトルには
* がついています。続々追加中です。
Paraphoto, Paralympic!
なごやんのパラリンピック取材記事・写真がパラフォトの2004アテネ取材プロジェクトのホームページに、掲載されています。
アテネ取材プロジェクト
なごやんの取材記事・写真
+ LATEST ENTRIES
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ LINKS
+ MY BLOG LIST
+ PROFILE
+ QR CODE
qrcode
+ OTHERS

シンプルなカウンター素材と無料レンタルカウンターの「pitacount」 since 5/26/2004

このページの先頭へ